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お知らせ

水稲生育状況(令和元年8月20日)について2019年08月21日

写真は
○ 長岡市 作物研究センター気象感応ほ
○ 5月10日田植えコシヒカリ
○ 8月20日現在の生育(田植え103日後)


<コシヒカリの生育状況>8月20日現在
コシヒカリの出穂期は、県平均で平年に比べ2日早い8月3日でした。出穂期の葉色及び稈長は、指標値(生育のめやす)に比べ、どちらも「並」の状況です。
 
<今後の管理のポイント>
○コシヒカリは、土壌からの窒素供給を図り登熟を向上させるため、出穂期25日後までは飽水管理を徹底しましょう。
 また、最終かん水では十分に湛水し、可能な限り遅くまで土壌水分を保ちましょう。
 気象情報で強風やフェーン現象による高温が予想される場合には、登熟障害を軽減するため、速やかな湛水に努めましょう。
 収穫適期のめやすは、黄化した籾の割合が85~90%になった頃です。出穂期が平年より早まる中、今後も高温が予想されます。籾の黄化率に注意し、適期に収穫しましょう。

○こしいぶきなどの早生品種は、高温条件下で登熟しているので、刈り取りのめやすは平年より2日程度(積算気温で50℃)早まる見込みです。早めに収穫の準備を始めましょう。
 胴割粒などによる品質低下を回避するため、早めに籾の黄化率を確認し、遅れずに収穫しましょう。
 なお、地域により収穫適期が異なる場合があるので、地域の技術情報を参照してください。

○登熟初期が高温で推移したコシヒカリ及びこしいぶきなどの早生品種は、胴割粒の発生が懸念されます。地域の気象情報に注意して、刈り遅れないようにしましょう。
 収穫直前にフェーン現象に遭遇すると、籾水分が急激に低下して胴割粒の発生率が高まります。フェーン現象などの影響で、籾の水分が低くなった場合は、乾燥機の送風温度を低めに設定し、胴割粒の発生を防止しましょう。
 
(情報提供:新潟県農林水産部経営普及課 農業革新支援担当)
 

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