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お知らせ

水稲生育状況(令和元年7月25日)について2019年07月26日

写真は
〇 長岡市 作物研究センター気象感応ほ
〇 5月10日田植えコシヒカリ
〇 7月25日現在の生育(田植え76日後)


<コシヒカリの生育状況>7月25日現在
コシヒカリの葉色は、指標値(生育のめやす)に比べ「並」の状況です。ただし、一部地域では葉色が淡くなっています。
 
地域別生育状況の県全体の平均値(田植期の平均は5月11日頃)
○葉色(SPAD値) 32.3(指標値差-0.7)
 
<今後の管理のポイント>
○ コシヒカリの2回目の穂肥は、下位節間の伸長にほとんど影響しません。
  出穂後の栄養状態を維持するため、速やかに幼穂長などを確認して、出穂期10日前(幼穂長8cm)をめやすに、遅れることなく必ず施用しましょう。
  今後、高温が予想されています。2回目の穂肥施用後も葉色の推移に注意し、葉色の低下が大きい場合には、出穂期の3日前までに追加の穂肥を施用しましょう。
  詳細は地域の情報を参考にしてください。
  全量基肥施肥のほ場では、葉色の変化に注意し、出穂期の葉色値(SPAD値)が32~33を下回ると予想される場合には、2回目の穂肥時期をめやすに追肥を行ってください。
  有機質100%肥料を穂肥に使用する場合は、肥料の特性を確認した上で、化学肥料よりも早めの時期に施用しましょう。
○ コシヒカリ、早生品種ともに、出穂期にかけて水を最も必要とする時期です。
  また、出穂期以降もほ場が乾きすぎると、土壌からの窒素の供給が低下して、稲体の栄養不足を招きます。
  飽水管理を徹底し、水分と土壌養分の供給を図りましょう。
○ 葉いもちの感染好適条件が7月10~20日にかけて現れています。早期発見に努め、病斑が見つかった場合には速やかに防除を行いましょう。
  紋枯病の発生量が平年より多い状況です。発生実態の把握に努め、適切に防除を行いましょう。
  斑点米カメムシ類の発生が平年に比べて多い地域が見られます。地域ごとの発生予察情報に注意し防除を徹底しましょう。
  その他の病害虫については、発生予察情報を参照して、適切に防除を行いましょう。
○ 農作業は気温の高い時間帯を避け、水分を適宜補給するなどして、熱中症事故を防止しましょう。
  また、1人で作業する場合は、家族などに行き先を告げるとともに、万が一に備えて携帯電話を身につけておきましょう。
 
(情報提供:新潟県農林水産部経営普及課 農業革新支援担当)
 

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