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お知らせ

水稲生育状況(令和元年7月18日)について2019年07月19日

写真は
〇長岡市 作物研究センター気象感応ほ
〇5月10日田植えコシヒカリ
〇7月18日現在の生育(田植え69日後)


<コシヒカリの生育状況>7月18日現在
コシヒカリは、指標値(生育のめやす)に比べ、草丈が「並」、茎数が「やや多い」、葉数の進みが「並」、葉色が「並」となっています。
 
地域別生育状況の県全体の平均値(田植期の平均は5月11日頃)
○草丈 75㎝(指標値比97%)
○茎数 442本/㎡(指標値比108%)
○葉数 11.9葉(指標値差 -0.1葉)
○葉色(SPAD値) 34.1(指標値差+0.9)
 
<今後の管理のポイント>
○ コシヒカリは、1回目の穂肥時期(出穂期18~15日前)を迎えていると見られます。
  1回目の穂肥は、生育診断を速やかに行い、確実に施用しましょう。なお、地域や田植え時期によって葉色低下の程度が異なるなど生育差が見られます。
  1回目の穂肥時期と施用量は、地域の技術対策を参照して慎重に判断してください。
  2回目の穂肥は、節間伸長にほとんど影響しません。
  出穂後の栄養状態を維持するため、幼穂長などを確認して、出穂期10日前(幼穂長8cm)をめやすに、必ず施用しましょう。
  全量基肥施肥のほ場は、出穂期の葉色値(SPAD値)が32~33を下回ると予想される場合には、2回目の穂肥時期をめやすに追肥を行いましょう。
  有機質100%肥料を穂肥に使用する場合は、肥料の特性を確認した上で、化学肥料よりも早めの時期に施用しましょう。
○ 葉いもちの本田初発生が7月2日に確認されています。
  また、感染好適条件が7月10、12~17日頃に現れています。
  今後、発病が増加すると見込まれるので、葉いもちの早期発見に努め、病斑が見つかった場合には速やかに防除を行いましょう。
  紋枯病の発生量が平年より多い状況です。特に、生育が過剰または前年に多発生したほ場は、発生実態の把握に努め、適切に防除を行いましょう。
  斑点米カメムシ類の発生が平年に比べて多い地域が見られます。地域ごとの発生予察情報に注意し薬剤防除を徹底しましょう。
○ 今後、出穂期にかけて、水を最も必要とする時期です。飽水管理を徹底し、水分や土壌養分の供給を図りましょう。
 
 (情報提供:新潟県農林水産部経営普及課 農業革新支援担当)

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