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お知らせ

水稲生育状況(8月8日)について2022年08月15日

写真は
○作物研究センター気象感応ほ(長岡市)
○5月11日田植えコシヒカリ
○8月8日現在の生育(田植え後89日、出穂期8月6日) 

<コシヒカリの生育状況>8月8日現在
コシヒカリの出穂期は、県平均で平年より1日早い8月3日で、新之助では1日早い8月9日の見込みです。出穂期のばらつきが大きい状況です。
 
<今後の管理のポイント>
水 管 理
◎ 出穂期25日後までは飽水管理を徹底し、地力窒素の発現を促し、後期栄養の維持を図ることが重要です。根の活力を維持するとともに、土壌からの窒素供給を図るため、地域の用水計画に応じて可能な限り遅くまで土壌水分を保持してください。
◎ 早期に落水すると、下位葉の枯れ上がりや倒伏の発生が助長されるため、未熟粒が増加して外観品質が低下します。コンバイン収穫に支障がない地耐力を確保できる限り、落水時期は遅めとしましょう。
◎ 異常高温や強風・フェーン現象等が予想される場合は、事前に湛水し、稲体からの急激な蒸散による障害の発生防止に努めましょう。
適 期 収 穫
◎ 農業普及指導センターやJA等が提供している登熟積算気温表などを参考に、収穫作業の準備を進めましょう。
◎ 黄化した籾の割合が85~90%くらいになった頃が収穫適期です。出穂期のばらつきがみられるので、ほ場で籾の黄化程度を必ず観察して、収穫適期を判断してください。また、茎葉や穂軸は青くても籾は成熟している場合があるので、注意が必要です。
◎ 高温登熟年*1となることが予想されることから、コシヒカリでは、刈遅れによる基部未熟粒の発生が懸念されます。玄米品質の低下を防ぐため、収穫開始を50℃程度(2日程度)早めて収穫してください。
*1高温登熟年:出穂期5~24日後までの20日間の平均気温が概ね26℃を超える年
 
(情報提供:新潟県農林水産部経営普及課 農業革新支援担当)

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