野菜の花:
ラッキョウ
ラッキョウはユリ科の多年草、オオニラ、漢字で薤と書く。晩秋に地上約40センチメートルの花茎を伸ばし、先端に写真の赤紫色の花を開く。県内では10月中下旬の開花。(表紙は10月25日、巻町角田砂丘での撮影)
葉は断面が五角形で、冬は枯れず、夏に枯れて休眠する。繁殖は鱗茎により分球し、収穫は6月中旬以降となる。
原産は中国で、浙江省の山野や、印度支那、ヒマラヤに野生があるといわれる。中国では古く紀元前300年も前に栽培があったといわれ、「斉民要術」(502〜556)には栽培法が記録されている。わが国へは中国から伝来したものと思われ、「新撰字鏡」(892)にナメミラとあるのがラッキョウの最初の記録とされ、その後「本草和名」(918)や「倭名類聚抄」(937ころ)にはオホミラと呼ばれ、もっぱら当時は薬用に用いられていた模様である。
【出典:にいがたの園芸1983年12月号より】
ここに掲載している「野菜の花」の内容は、全国農業協同組合連合会新潟県本部の承諾を得て、同会が製作された「にいがたの園芸」からを転載しています。なお、掲載内容の 転載、転用は厳禁ですので、ご注意願います。
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