野菜の花紹介
写真:しそ
野菜の花:しそ
 しそは中国、ヒヤラヤの原産といわれ東洋の温帯地域に広く分布し、わが国にも古くから栽培があり利用されてきた。
 シソ科の1年生草本で、茎葉全体に芳香がある。初秋の頃に唇形の穂状花序をつけて実(痩果)を結び、3〜4粒の種子を宿す。しそには青、赤、縮緬などの品種があり、それぞれに利用される。
 宮崎安貞の「農業全書」(1696)にも『是に二色あり。葉ちぢみて裏表なく色のこきをうゆべし。ちぢまずして、葉のうら青きハ作るべからず。薬に入るにハなを宜しからず。四五月葉をつミて、梅漬、其外塩醤につけ、羹、ひやしる種々料理多し。生魚に加れバ魚毒をころす。……
 葉も実も気を散じ、気を下し、性よき物なり。子ハ少しいりてあへ物に加へてよき物なり。』とある。
 しその芳香は、ペリルアルデヒドで強い防腐力、防黴力がある。
 (表紙の花は赤じその花)
【出典:にいがたの園芸1983年10月号より】
ここに掲載している「野菜の花」の内容は、全国農業協同組合連合会新潟県本部の承諾を得て、同会が製作された「にいがたの園芸」からを転載しています。なお、掲載内容の 転載、転用は厳禁ですので、ご注意願います。
閉じる