野菜の花紹介
写真:わさび
野菜の花:わさび
 わさびは、数少ないわが国固有の野菜の一つであり、学名もWasabia joponicaである。本州、四国、九州の山地の谷川に自生したものを古くから伊豆、信州、出雲、安芸などの山間地で栽培され、中でも伊豆の湯ヶ島のわさびは、今から二百年ばかり前の明和年間(1764〜72)に導入され、自然条件に恵まれたため良品を産し、江戸時代から「天城わさび」としてその名を知られている。
 わさびは強い日光を忌み、年間を通して10〜13℃の平均した水温の清流が得られること、このため清流母石岩の地質が必然的に選択されるなど栽培条件が制約される。
 植物分類ではアブラナ科で根茎を主体に茎、葉柄、葉のすべてに特有の辛味と香気をもち、日本特有の香辛料として刺身をはじめ日本料理に欠かせない代物となっている。
 (写真は朝日村寺尾地内でのわさび田)

【出典:にいがたの園芸1983年6月号より】
ここに掲載している「野菜の花」の内容は、全国農業協同組合連合会新潟県本部の承諾を得て、同会が製作された「にいがたの園芸」からを転載しています。なお、掲載内容の 転載、転用は厳禁ですので、ご注意願います。
閉じる