野菜の花:
ねぎ
5月 畑に残されたねぎは花茎を出して葱坊主をつける。見慣れた風景である。
ねぎの原産は中国の西部とみられているが、その栽培は古く2200年前に遡り「礼記」や「山海経」にも見える。
わが国へは「本草和名」(918)に記載があることから伝来は10世紀以前とみられる。
「農業全書」(1697)に『葱 和名きと云。きハ一字なる故、後世に、ひともじと云』。とあり、古典落語「たらちね」の中に出てくる宮仕えをした嫁女が大工の八ッあんに嫁し、汁の実にするため『門前に市なす賤の男の子、手になすひともぢぐさ価幾許なるや』というと八百屋の男は目を白黒させたと云うくだりがある。
ねぎは日本人にとって古くから身についた野菜の一つである。
【出典:にいがたの園芸1982年6月号より】
ここに掲載している「野菜の花」の内容は、全国農業協同組合連合会新潟県本部の承諾を得て、同会が製作された「にいがたの園芸」からを転載しています。なお、掲載内容の 転載、転用は厳禁ですので、ご注意願います。
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